法話
縁をむすぶ仏さま
今年の干支は、卯(う)年(どし)(うさぎどし)です。卯年の守り本尊は、文殊菩(もんじゅぼ)薩(さつ)という仏さまです。文殊は、文殊師(し)利(り)(インド名マンジュシュリ―)の略で、インドで生まれた実在の人物ともいわれ、普賢菩薩(ふげんぼさつ)と共に釈迦如来の両脇に侍(じ)して、その役割を分担しています。
この像を釈迦三尊(しゃかさんぞん)と呼び、お釈迦さまが説かれた智慧(ちえ)を文殊菩薩が、慈悲(じひ)を普賢菩薩が担当されます。
文殊菩薩は私たちが生きていく上で必要なものとしての智慧(考える力と気づく力)が最強なことから、百獣の王の獅子(しし)に乗っています。昔から「三人寄れば文殊の知恵」という格言は有名ですが、これは一つのことを見る場合、三つの角度から見ないと真実の姿が分からないという意味だそうです。
一方の普賢菩薩は、お釈迦さまの慈悲の面を担当する菩薩となります。特徴としては陸上で一番大きな動物の象に乗っている姿で表すことで、慈悲の力の大きさを示してます。この仏さまとの合言葉は「おん さんまや さとばん」といいます。意味は"あなたと私は一緒です"というサンスクリット語です。
私たちが人や自然に対してやさしくなれるのは、自分との共通項に気づけるからというのが仏教の分析結果です。共通項に気づいていくことがやさしさの根源だと仏教では考えています。
「あなたはあなた、私は私」と自他を区別している間はやさしさは生まれてこないという事実です。こうした共通項に気づく力は智慧の一つ。慈悲と智慧は渾然(こんぜん)一体(互いに溶け合って一つになり区別のない様子)で分けることはできません。
昔から「智悲(ちひ)不(ふ)二(に)」といわれ、智慧と慈悲は二つに分けるものではないというのが、大乗菩薩行の要でもあります。
文殊菩薩のお姿は左手に蓮華を持ち、蓮華の上には経典を置き、右手には剣を持って獅子に乗っています。
釈迦三尊の像は、わが国では平安時代以降しばしば造られましたが、鎌倉時代以降は文殊菩薩が単独で信仰の対象となり、江戸時代には、思案や才覚、智慧を開く文殊菩薩の霊験功徳が庶民信仰として広まりました。
・ご真言「おん あら はしゃ のう」
お知らせ・行事
- 1月
- 星まつり厄除け祈祷の申込み
〆切は1月20日頃まで。
お初穂(祈祷料)お一人1,000円です。
お札は節分後お送りします。
- 1月1日〜3日
- 修正会
- 1月2日
- 大般若転読会
- 1月15日
- とんど焼き
- 2月3日
- 節分厄除星まつり
- 3月
- 春季彼岸会
- 4月8日
- 花まつり
- 4月下旬ごろ
- 出世大黒天春季大祭
- 6月15日
- 青葉まつり
- 6月17日〜18日
- 弘法大師ご誕生1250年記念大法会に、法輪寺参拝団として高野山へお参りします。
どなたでも参加可能です。但し、一泊ですので人数に限りがあります。詳しいことは法輪寺までお問合せ下さい
- 8月9日
- 水向け塔婆供養会
- 8月16日
- 施餓鬼会
- 8月24日
- 地蔵盆
- 9月
- 秋季彼岸会
- 9月下旬ごろ
- 出世大黒天秋季大祭
- 11月20日頃
- お十夜法会
- 12月初旬
- 報告祭
- 12月31日
- 大晦日(除夜の鐘)
・ 永代供養1霊30万円 納骨料10万円
法輪寺が末代まで責任を以ってご供養いたします。
・ 新区画墓地 1聖地8寸墓石セット 78万円(別途 管理料1500円/年)
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